2023年4月19~25日に、北海道へ野鳥撮影旅行に行ってきました。
北海道へ行ったのは初めての経験で、とても新鮮な体験ができました。
今回はその時のことを記事にしたいと思います。
私は、それまで一人旅はほとんどしたことがありませんでした。
なのであまり難しいことはしたくありませんでした。
それで新千歳空港の近くにホテルをとり、空港近くのウトナイ湖に通って野鳥を撮影する、という
比較的簡単そうなコースを考えました。
北海道に到着した翌日、予定通り電車でウトナイ湖を目指しました。
途中、駅の前で時間をつぶしていると、植え込みの中に野鳥の姿が見えました。
それは、初めて見る種類の鳥でした!
どうしようか迷いましたが、私は撮影することにしました。
やっぱり、初めて見る鳥でした。ですが、図鑑では何度も見た覚えがあります。
後で調べてみると、キレンジャクという種類でした。
駅前の植え込みになっている赤い木の実を美味しそうに食べています。
しばらくすると、一斉に飛び立っていきました。
駅前で撮影できたのですから、キレンジャクはきっと北海道では珍しくない鳥なのでしょう。
私は「遠くまで来た甲斐があった」と思い、うれしくなりました。
その後、駅で駅弁を購入し、沼ノ端駅へ移動しました。
途中バスを乗り間違えてしまったので、そのまま徒歩でウトナイ湖へ向かうことにしました。
住宅街の景色は、とても広々として見えました。
私は「やっぱり北海道は広い」と思い、ますますうれしくなりました。
しばらく国道沿いに歩くと、川沿いに人気のない小路がありました。
ワクワクしながら歩いてみましたが、結局野鳥には出会えませんでした。
私は少しがっかりながら国道に戻りました。
国道を歩きながら、ふと横を見ると、何か大きな動物が見えました。
それはなんと、野生のシカでした!
私は慌てました。
早く撮影の準備をしたいのですが、素早く動いて怖がらせたくはありません…!
けれど、シカは怖がりませんでした。
私の方を見ても、平然としています。
人との遭遇に慣れた個体だったのかもしれません。
こんなに長く撮っていいのだろうかと思いつつ、カメラをまわし続けました。
しばらくすると、シカはゆっくりと去って行きました。
私はドキドキしながらカメラを片付けました。
「そうか、北海道にはシカがいるんだ。」と思いました。
この時はまだ、私はエゾシカのことは何も知らなかったんです。
ウトナイ湖に到着しました。
ウトナイ湖は、旅行者にとって大変便利な場所でした。
大きな道の駅には、食堂やお土産コーナーがあり、湖の周辺には、
バードウォッチャーのために整備された小路までありました。
バードウォッチャーを意識した施設は初めてだったので、
私は少し緊張しながら小路を進んでいきました。
林の中にアカゲラがいました!
これはうれしい野鳥です。
アカゲラは、私の住む九州にはほぼいない鳥だからです。
いつか見てみたいと思っていましたが、いきなり願いが叶ってしまいました。
よく見るとアカゲラは2羽いました。
どうやら求愛中だったらしく、2羽で木々の間を楽しそうに飛び回り始めました。
思うようには撮れませんでしたが、素晴らしい場面に出会ったと思います。
なお、北海道のアカゲラは、エゾアカゲラという亜種なんだそうです。
ということは、本州のアカゲラは私にとって未だに未知の存在という事になります。
その後、しばらくしてから、その日の撮影を終えました。
帰る前に、道の駅の食堂を利用させていただきました。
初めての北海道で、手探りの部分も多かったですが、楽しい1日だったと思います。
…手探りだったので、帰りのバスを乗り間違えてしまいました。
徒歩で駅に向かう途中、日が暮れてしまって怖かったです。
翌日以降の記事は、現在制作中です。
この旅行で撮った動画は、youtubeから視聴することができます。